中さんのつぶやき

1
「温故知新・古きを尋ね・新しきを知る」 2017.4
2
「プロとアマチュアの世界」 2017.7
3
「以心伝心」 2017.10
4
「あけましておめでとう」 2018.1
5
「春を迎える」 2018.4
6
「世界の中の日本」 2018.7
7
「友達」 2018.10


「中さんのつぶやき・NO7」





「 友 達 」                2018・10・1 

 最初に現役が冬の選手権大会2回戦で東海大相模高校に3−2で敗れた試合について感想を残しておきたい。試合の内容は関君が報告されているので省くが、見ていて気持ちの良い試合だった。敗れて悔いはないと云えばうそになるが、久し振りに良い試合だったと褒めてあげたい。最後の試合になった3年生は敗れたことは悔しいと思うが、涙したこの経験は、一生の宝物であり、数年後のOBになってからの心の中に残る試合だったと想像できる。そしてこれからも大学で、社会人になってもサッカーを続けて欲しいと願っている。
 
 世の中には色々な友達関係があるようだ!!
8月のお盆休みに、恒例の「還暦・古希」の集まりを実施して、多数卒業生部員が参加した。集まりは盛大に行われ。還暦の52回生が(志水・八木の時代)中心になり半世紀前の高校生に帰り本当に楽しそうだった。古希の42回生は(和田君が中心になり、関東大会優勝の話でかなり盛り上がっていた。私も若き日が思い出され本当に楽しいひと時を過ごした。60歳、70歳になっても先輩は先輩、後輩は後輩、先生は先生だが、その中の人と人との関係は「友」と云う関係かも知れない。垣根を払った関係は本当に楽しい繋がりである。この勢いを、私が卒寿、そして,傘寿、古希、還暦、の集まりが出来るまで続けたいものである。多くの教え子のOBが私より先に鬼籍に入る人が多くなり、少し残念だが・・・
いまや人生100年の時代何とか次の目標まで頑張りたいと思っている。
そして自分の仲間の集まりもあった。小学校・中学校・の同期の集まりも開かれた。こちらは全員82、83歳戦中戦後の集団疎開を経験した生き残りである。
担任が米寿で元気なので、毎年集まるが、本当に長い間の、愉快な集まりである。そして大学のサッカー仲間の同期会、かなり皆さん疲れてきているが、それぞれみな達者である。これは本当の仲間かもしれない…インカレの優勝や、天皇杯の決勝大会、リーグ戦の事、サッカーの大学時代の苦労話、毎年同じ話で盛り上がっていた。友達と云っても色々な人間関係がある。本当に楽しい仲間ばかりである。
そして長い集まりは「多摩に会」と云う高校同期の仲間である。この付き合いは60数年になるが・・・高校生活を共に過ごした仲間である。友情、・・・それはそれは文章にできない色々なことが思い起こされる仲間である。



「アジショナルタイム・三村恪一氏〈略歴〉」

                     今回はお休みです

「中さんのつぶやき・NO6」



「世界の中の日本」                2018・7・1 

 ワールドカップロシア大会の予選リーグが終了した。監督の交代劇で始まった・西野ジャパンの闘いはどうだったか?期待された初戦の世界ランク格上のコロンビア戦・試合開始直ぐに相手DFのハンドでPKをもらい香川が決めて、その後11対10人のゲームは2-1で勝利して初めて南米からの勝利をもぎ取り、歴史に残るゲームだった。第2戦の対セネガル戦、2-2で勝ち点を取り、最終戦対ポーランド戦0-1で敗れたが・・方式に救われ、久し振りに予想に反し予選突破し決勝ランドに進んだ。要因は沢山あるが、やはり不協和音の出て来た、監督交代が大きなものだったと考えられる。日本協会の決断を褒めるべきだろう。国と国が戦う、生きるか死ぬかのサッカーは自ずと違う・・このことが理解できる監督と選手と、意思の疎通のとれたチームでなければWカップは戦えない・・・そんなことを強く感じた6月は、TV観戦で寝不足の毎日だった。

 表題の世界の中の日本と云うテーマであるが・・勝敗は別にして初戦は、ロシアの片田舎のスタジアムに黄色ばかりのコロンビアのサポーターばかりが目についた。世界レベルのサッカーと日本のサッカーの違いを感じたのは私だけか? にわかサポーターが増えたことは、喜ばしいことかもしれないが・・・

 そんな大騒ぎの中で高校総体の2次予選が行われ現役は早々と敗れてしまったが、次の冬の大会のシード権があり9月の予選までじっくりと腰を落ち着かせこの夏は強化練習が出来るのが楽しみである。
さて話が変わるが最近白内障の手術をした。突然世界が明るくなって来た「絵」を描く意欲がわいてきた。しかし技術と体力が付いて行けない?作品を他人様にお見せできるのはいつになるやら?乞うご期待!!


「アジショナルタイム・三村恪一氏〈略歴〉」

  今年のロシアワールドカップは、いくつものゲームが新しく採用されたビデオによる判定方式によってPKであるかどうかで勝負がついてしまうことが多発した。サッカーの本質が変わってしまった印象で始まった感が強い。1点を争うゲームであるのがサッカー。ディフェンダーは、失点しそうな局面をどう守れるか、特にペナルティーエリア内での体をはって競り合いの強さを全面的に使わない限り役割を果たせない。
今迄ならば、レフリーはその時いたポジションや角度によってたとえPKに値するようなプレーがあっても明確にファウルと認識できない限り、ホイッスルは吹かなかった。運、不運、がゲームの勝負にどうしても影響するのがサッカーにはあるものと思い込んでやって来ただけに、この違和感はどうしても残りそうだ。何とも味気なく人間味を無くした新ルールの開設と云うのが個人としての感想だ。シュートのボールが完全にゴール内のラインを越えたかどうかなら、昔からゴールしていた,いやしていないで世界のビッグゲームで大きな話題となった歴史を思い出すので、この新方式の採用もありかなと思い直して見続けた。現にフェアプレーポイントの新設が日本をトーナメント戦へと進出させた。ルールの変更はサッカーを間違えなく変えることを世界に示せた。まさかFIFAの指示があった訳ではあるまい。

「中さんのつぶやき・NO5」



                  「春を迎える・・・・」              2018・4・1 

 暖かな桜の季節がやって来た。今年の冬はいつもの年より寒さを強く感じた。
「迎春」は年賀状の挨拶文だ。4月初めに使うのは、季節外れかもしれないが、歳と共に厳しさをより強く感じたからだろうか?やはり体力の衰えか?ひざの痛みやら、腰の痛み、の回復が遅い・・そして残念な報告であるがOBの訃報が多く聞かされた。42回関口真、44回桑本卓、46回石井邦和、君の通夜に参列して同期の仲間の思い出話を聞くたびに、心の痛むことが多かった。

 暖かい桜の季節を迎え、いつもの年より何故かうれしさがある。湘南の通学路の桜も満開を迎えた。3月末に筑波大付属高校との定期戦を終えてサッカー部の新2,3、年生46名が3月末から4月にかけてスペイン遠征に出かけた。遠征計画の内容は(ミュンヘン、ビルバオ、マドリード)、ドイツ、スペイン10日間、現地でのトレーニング、練習試合と観光の旅、引率の竹谷先生,OBコーチの町田君、その他・42回・相羽君・60回・若木君らが帯同した。ほんとうにご苦労様です。(別途報告あり)

 新しい4月を迎え現役サッカー部は今後どのように活動してゆくのか?私学ばかりが表面に出てくるが、公立校はどうなるのか?私はあきらめていない、しばらくは、湘南らしさを表現できる時代は続いていくと思う。新2,3年+新1年60数名で臨む新年度は、私学の中で湘南らしさを発揮して活躍して欲しいと願っている。
いよいよWCロシア大会が6月に始まる是非ロシアの観戦へと思っているがどうなるか?代表選手が決まる、コロンビア戦がカギを握る、楽しみである!!
さてもう一つの私の仕事である神奈川教員クラブの関東社会人リーグ戦が開幕する・・・何故か代表者の仕事から離れられない。唯一全国で、教員クラブで活躍しているのは、神奈川県だけかもしれない・・もう少し大事に育てよう。


「アジショナルタイム・三村恪一氏〈略歴〉」

 何をおいても勝たなければならない日の丸をつけた、タイトルのかかった国際ゲーム。プロのプライドと生活をかけてやっているJリーグ。重くて永い伝統を背負ってやっている大学リーグ。プロや大学のスカウトを片目に故郷の名誉を競う高校選手権。年を追っていずれも同じようなゲームスタイルとなって定着してきたようだが、果たして日本サッカーの進歩なのだろうか。
ボールを持った方のチームは、ボール保持をミスするまでボール回しをし、ボールを持たない方のチームは積極的にはボールを奪いにはいかない、こんな日本式のサッカーでは(ハリルホッジ代表チーム監督)が「1対1のデュエルに勝て」と常に要求しているが1対1の局面は殆ど出て来ないのは当然だ。とし本当は、「セットプレーの時のデュエルには体を張って勝て」と指示されているのかも知れない。
私の大好きだった作詞作曲家だった平尾昌晃さんの生前の映像をテレビで見た。自分の作った歌を歌わせる歌手に「決して声で歌わないでくれよ、心で歌ってくれ」と頼んでいる事だった。
私にはサッカーで云えば、こんなことにつながった「声で歌わないでくれよ」は「ボール扱いだけでプレーをしないでくれよ」そして「心で歌ってくれよな」は「何としても相手に勝とうとする1対1のバトルの局面での執念の強さを出してね」だった。

「中さんのつぶやき・NO4」



「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」      2018・1・1 

 2018年最初の「つぶやき」である。最近年のせいか。自分では何でも一人で出来ると思っていたのだが、人様の手を借りる事が多くなって来た。特別何も言わないが、心の中でありがたいことだと感謝している。

 高校選手権大会神奈川県予選で桐蔭学園が桐光学園を破り県代表になったが、湘南に勝った桐蔭が優勝したのは驚きである。その差はわずかだったと思うが、県予選の様子を見ているとベスト8以上の私立の学校がすべて人工芝のグランドを持っている。つまり公立高校が1校も入っていなかったと言うことである。今やサッカーは芝のグランドでやるスポーツになって来たのかもしれない。
私の最後の願いは「湘南高校のグランドを、芝生に・・・」である。
最近のサッカー界を見渡すと本当に様変わりしてきている。只体の大きさや高さで勝負が決まることが大きい要素の、バレー、バスケ、ラグビー、等に比べサッカーは世界と戦えるスポーツである。その中での戦い方はどうすれば良いのか指導者が工夫することが、大事な事であり楽しみな事である。新しい有能な指導者の出現を期待して止まない。先日県の指導者講習会に呼ばれ,話をしてきたがもう私たちの時代は終わったのかと強く感じた。これまで日本サッカーの基礎を作り上げた故人、クラマー、長沼、岡野、平木、八重樫、相川・さん・・等の功績も、名前も忘れられてゆく時代となっているのが現状である。
神奈川教員クラブと言う、関東社会人リーグのチーム代表者を今年も引き受けようと思っている。願いは“良い指導者の出現を”夢見ているからだ。

 ワールドカップ本大会の組み合わせが決まった。コロンビア、セネガル、ポーランドのH組である。勝つことが出来そうな相手はいないが戦いやすいグループだ。しかし勝負は解らない。いずれにしても楽しみな6,7月のロシア大会である。今年こそ良い年にしたいものだ。


「アジショナルタイム・三村恪一氏〈略歴〉」

1917年12月、日本代表は宿敵韓国に1−4で完敗した。
“魂のこもっていないプレー”は日の丸をつけた選手が絶対してはいけないことだ。ゲームを見ている間、ただ一言この言葉が頭を一杯にした。まして、監督が常に要求している“一つ一つのデュエルに勝て”の強い指示は、一体どこに消え去ったのだろうか。ボールを持った敵に寄せれば簡単に抜かれるから、離れて前に立つ。パスしても動かない。どう動けば良いのか分からないからなのだろうか。そんなボール回しサッカーで、敵をくずせるとでも思っているのだろうか。日本サッカーの近代化を一歩進めたイングランドから学んだ“プレッシャーライジング”の言葉も今はすでに古語となって捨てられてしまったのだろうか。“前に立って”プレッシャーは作れることではあるまい。
CBは、どんなプレーをしなければならないのか、どんなプレーをしてはいけないのか、そこに選手の全てを見る思いが強かった。ゲームとしてパス攻撃が出来ないのなら“俺がドリブルで抜いてやる”とばかり走り回った一人の新人選手がいたのが唯一の救いだった。

「中さんのつぶやき・NO3」



「 以 心 伝 心 」                2017・10・1 

 このシリーズ3回目になる。あくまでもサッカーの技術の中で大変重要な事を言っているつもりである。パスの技術の中で最も大事な事は「以心伝心・云わず語らず」意志が通じなければ、ボールは繋がらない。だから同じチームでの外国人との間でもナイス・パスは生まれる。それはチーム戦術の理解と、あるレベルの基本技術があればできることだと思う。半世紀も昔話になるが当時はWMフォーメーションの時代で、湘南高校が忠実な4人のディフェンスラインで関東大会を戦い優勝した楽しい思い出がある。(42・43回生)が先日「古希」を迎えた集まりがあり。楽しそうに当時を振り返っていた。私にとっても古き良き時代の楽しい思い出である。今年のチームが夏合宿を茨城で行い一日参加して見て来たが、基本的な技術はかなり出来ているが、チームとしての、意思の疎通が,不完成だと強く感じた。チームになる。チームとして完成する。「以心伝心」のあるチームには遠かった。
 冬の選手権大会2次予選の結果であるが既に報告されているので細かいことは省くが、ベスト16、前まで勝ち上がったことは、高く評価できる。未熟であれ3年生は良き思い出の多い湘南の生活だったと想像している。古き良き時代のOB達が数名応援に来られ、期待に沿えず敗れてしまったが、湘南高校が只勉強だけをする、大学進学のみを追い求めるなら湘南の魅力は失われてしまう。来年もその先も冬の高校選手権大会へ出場できる夢を追い続けて欲しいと思っている。そして一生の思い出となる湘南のサッカー部だったと思えるような、結果を期待している。老人の夢かもし知れないが・・・
 W杯ロシア大会の出場資格を獲得した日本代表についての批判は専門家に任せるが、ロシアまで行って、本大会の観戦を考えてはいたが、諸事情を検討して、今回は見合わせようと思っている。いろいろ理由はあるが、冷静に考えるとまだ世界で対等以上に戦える力はないと見るのが妥当ではないかと思う。
 今年は母校の筑波大学が天皇杯でJのプロチームを3回も破り大健闘したが、本当に楽しい試合を見せてもらい感謝感激であった。わざわざ茨城の鹿島スタジアムまで足を運び、ベスト16で、J1の大宮との試合は2-0で、残念ながら敗れたが、学生らしい闘いを見せてもらい、楽しませてもらった。
「以心伝心」が出来た大変すばらしいチームだった。有り難うと云いたい。


「アジショナルタイム・三村恪一氏〈略歴〉」

 ワールドカップは国の名誉をかけて闘う四年に一度の大会である。とにかく勝つことを第一とする。従ってプレー技術の高さや名選手の美技を楽しむ、その国のプロリーグとは明らかに違う戦い方になる可能性もありである。日本サッカーのボール技術は、特にJリーグ発足を期にして急速な進歩を見せた。ボール技術の高さは勝利するための一大要素であることは間違いないが、これまで日本が出場したワールドカップで“うまさ”で勝つことは出来ないことは経験したはずである。昨年度のイングランドリーグを制したレスターの徹底した守備重視の戦い方や、ロシアへの予選で日本に完敗したオーストラリアが、スケールの大きなキックアンドラッシュともいえる従来のスタイルを捨て、後方からも細かくつなぐサッカーで選手の個性を全く活かせなかったことは、ワールドカップ本線でどんな戦い方をすれば良いかを示唆する事例であったように思う。
今回の予選を通じて、日本が更なる力を発揮するテーマは“体の使い方”だと感じた。特にボールが双方の中間にあるようなルーズな状況での体をぶつけ合いながらの“ファウルをしないでのマイボール化”の技術に多くの選手が意図を持ったプレーをせず、偶然に任せているのではの感が強かった。
まして、勝負に直結するような肝心な場面ですぐ倒れてしまう弱さは、ワールドカップ本戦では致命傷となってしまう確率が高いのではなかろうか。
ワールドカップ本戦では、代表がそのゲームを『ピッチのどの地域で相手ボールを奪いに行こうとしているのか』そして『それをどうシュート体勢まで持って行こうとしているのか』我々、見るものにも感じることができるような強い監督力を期待する。

「中さんのつぶやき・NO2」



「プロとアマチュアの世界」(正しい姿勢・バランスと足さばき)     2017・7 

 プロ野球のニューヨーク・ヤンキーズの田中マー君は日本を代表するNO1のプロ野球選手の一人だと思う。彼が使っているグラブの中に「気持」と書いてあった。素晴らしいと思った。私は同じような意味で「姿勢」と云う言葉をよく口にする。少し補足すると「気持」にプラスしてサッカーで大事な事、すなわちバランスのとれた体裁き、足さばきを意味している。剣道の世界では「自然体」を意味する。それが独楽の絵につながる。
理解してもらえるかどうか疑問であるが,分かりやすく説明すると、正しく止める、正確にパスする時の体の安定した動きを強調したい。不安定な状態でいくらプレーしても、次のシュートなり、パスへの動きが安定していなければ、良いプレーとは言えない。大変高度な話になるが、子供達へ是非伝えたい。サッカーの基本技術の中でも一番大事な事だと思う。

今や日本のサッカーの世界も15歳のプロ選手が現れる時代である。
高校、大学でサッカーをやる人達は何を目標にすればよいのだろうか?皆が皆プロ選手を目標にしているわけでは無い。まして湘南高校の選手たちは、プロ選手を目指しているわけでは無いと思う。サッカーの発展はトッププロのレベルアップと同時に、アマチュアのサッカー選手の質を高める目標もあるだろう。
他の種目に見られるように、陸上競技ではケニヤからの選手を集めて記録を狙う種目もあり、また相撲の世界の様にモンゴル人ばかり活躍する世界もある。勿論ブラジル人や韓国人選手が活躍するプロのサッカーチームがあっても良い時代だ。プロとアマチュアの問題を真剣に考える時代かもしれない。
 さて湘南高校の現状は如何だろう、関東大会予選はベスト32、夏のインターハイ予選は二次予選1回戦で敗れたが,良く健闘したと思う。代表になった東海大相模・日大藤澤高校との差はそれ程ないと思う。夏の練習で十分に差を詰めることは可能だと思う。夏合宿を期待している。そして冬の選手権予選は2次予選からの出場権を獲得して、秋の予選から始まる。3年生が人生の中で最高のパフォーマンスを発揮できる大会だと思う。最高の経験になると思っている。これからが大事だ、3か月の集中と進歩を期待しよう!!


「アジショナルタイム・三村恪一氏〈略歴〉」

 過日、フットサルの日本代表チームのコーチ、ミゲル・ロドリゴ氏のゴールデンエイジの選手のトレーニングについて、小さなアドバイス記事があった。私の過去やって来たサッカー指導について強烈な批判を受けたような感があった。ロドリゴ氏の指摘の概要は次の様なものである。

 日本はゴールデンエイジの選手のトレーニングを単に形式的に習慣的に、只やっている状況が多いのではないか。考えながらやっていない。選手が素早く状況判断することは何より大切。少なくとも2秒先のことを考えて予測してプレーできなければだめだ。指導者が要求していないのではないか。そして失敗を恐れずにリスクを伴ってもプレーを積極的にやることは選手が成長して行く上で大変大切なことなのだ。その意欲をもってプレーし、そして失敗したことを叱ってはいけない。
 若い選手のトウーロン国際大会でのゲームを見ても“ジャパンズ・ウエイ”の進歩発展は現状のままキャリヤーを積んでも容易に期待できそうにない不安感に苛まれる。“ジャパンズ・ウエイ”最大のテーマは、つなぐパスの質の問題。相手に最後に重圧をかけれる局面が少な過ぎるのではないか。
攻めの基本である“攻撃の拡大”に挑戦せずボールを失わないことに重きを置けば、有効なオープンスペースも数的優位もすぐ失うことになる。
 そして、守備の基本である“相手攻撃の圧縮”は相手に寄せれば寄せる程プレッシャーは高まる。距離をとって“前に立つ”だけなら相手チームのサイドからのクロスやシュートの精度を高めさせることになる。ミゲロ・ロドリゴ氏のアドバイスは選手のプレーに臨む心の姿勢に指導者はもっと目を向けろと云うことだろう。
「中さんのつぶやき・NO1」



「温故知新・古きを尋ね・新しきを知る」              2017・4 

 暫らく一休みしていたメール通信を「つぶやき」と言うタイトルで再開した。毎月書くのは少々シンドイので3か月に1回で年間4回にして、内容の濃いものにしたいと思っている。三村さんには日本代表について、を中心に少し多めに書いてもらう予定である。二人とも八十路を過ぎた老人だが、戦後の日本サッカーを背負ってきたサッカーキチガイである。共にクラマー直伝のサッカー育ちだ。さて私はやはり現役の情報を中心に、思い付きのことが多くなると思うが,OBの活躍も見させてもらい苦言も呈したいと思っている。
最初に報告するのは卒業生の大学進学情報だがこの結果は世間に胸を張れると思う。東大、京大、北大,名大、阪大、早稲田、慶応、等数名の合格者が報告されているが、更に東大・京大合格者は入学後もサッカーを続けると云う報告を受けている。既に終了した春休みの現役の活動情報と関東大会予選についてだが関君がメールにてかなり細かく報告してくれているので、私は「八千代遠征」について報告しておきたい。この遠征は隔年で行われスペインに行かない年に千葉県の八千代高校に遠征している。八千代高校の初代の校長が私の大学の後輩でもあり、湘南高校に対して色々配慮してくれている。伝統ある学校と組み合わせて貰い、また宿舎等も大変良くしてもらっている。この遠征では、栃木県の真岡高校・愛知県の刈谷高校地元の八千代高校等と胸を合わせてきた。試合結果は・8校中7位だったが・多くの収穫があったと思う。ここ何試合かの観戦した感想だが、やはり一番大事な「蹴ること」「止めること」の基本の部分がしっかりと身についていないのでそこそこの事は出来るが一番大事な事が出来ないため、勝負の最後の所で負けてしまう結果だった。多くの先輩たちも感じていると思うが、ボールが蹴れない、パスが不正確,点が取れない。サッカーで一番大事な事が出来ない事だ。古いサッカーと云われるかもしれないが、強い正確なキック、パスアンドゴー・相手の裏を取る強い低いゴロのキック、ライナーのシュート・・・クラマーさんのサッカーが出来ていない。まだ遅くない・私は過去の人間だがOB諸氏はまだまだ蹴ることが出来ると思う。グランドに出て一緒にボールを蹴って欲しい。まだ間に合うと思う。そして新1年生もかなりの希望者が入部してきた。大事に育ててほしいと願っている。 
レギュラーの2,3、年生はすぐに総体予選が始まる、そしてまた選手権予選だ。もうワンランク上を目指し悔いのないような高校生活を送ることを願っている。頑張ろう!!


「アジショナルタイム・三村恪一氏〈略歴〉」

 1953年、日本サッカー協会は、将来のサッカー界を背負う人材育成を願ってドイツ・ドルトムントで開催の国際学生スポーツ週間に関東、関西の大学から17名を選抜して派遣した。
サッカーと同時にヨーロッパ文化に触れる行事、例えばドイツで一般家庭での一週間を超えるホームステイや地下数百メートルでの石炭採掘やプロチームの密度の高いきびしい練習に参加など約2か月間の遠征であった。
日本サッカー協会の英断は、実を結んだ。日本サッカーの師匠デトマール・クラマーさんの来日を機に上記遠征メンバーであった 平木隆三、長沼健、岡野俊一郎(いずれも故人)の3人が生涯をかけて、今日の日本サッカー隆盛の原動力となった。現代では世界のビッグゲームやヨーロッパサッカーの一流プロリーグは毎日のようにTV放映で見ることが出来る。しかしオールドフアンにとっては、毎週土曜日の“三菱ダイヤモンドサッカー”が世界への目を開かせてくれる大きな窓となった。日本サッカー史に残る「三菱ダイヤモンドサッカー時代」と云っても良いような気がする。
金子実況アナウンサーと岡野俊一郎解説の名コンビの放映ビデオは数多く我が家のサッカー棚に残る。また棚には岡野俊一郎を通した日本サッカー史とも云える自叙伝がある。自らの生い立ちから始まりFIFAやIOC、JOC関連の数知れぬ海外活動が記録されている。本のタイトルは“雲を抜けて太陽へ”である。
デトマール・クラマーさんが日本について本を書こうとしていたが、残念ながら未刊に終わりその予定していた題名が前述の”雲を抜けて太陽へ”であった。
“今は日本のサッカーは雲の中にいるような状態だが、努力をして雲を抜ければ明るい未来が待っている”と確信していたクラマーさんの思いを、せめて俺の本の題名に使わせて貰ったんだと岡野俊一郎は言っていた。
中学、高校、大学年代にリーグや大会のゲームで「CF岡野」との数多くの
「デュエル」が思い出されてならない。