6月16日、総体R-16、対桐蔭学園戦は、延長の末0-2で惜敗でした。昨年のインター杯全国王者と80分間は対等に戦いました。しかし、延長に入り、足がとまって、失点を重ねました。充分に勝機があった試合だけに、非常に残念な試合でした。80分、延長20分。

GK 大村? BK中澤?・幸福?・山崎?・野際? 
MF 木村?(小池?)・長?・工藤?(大内?)・鍋島? 
FW 橋本?、青木?

小雨の秋葉台・人口芝は気温が20度前後で、コンディションはよい。昨年は、湘南が8:2で押されて、カウンターのみをねらう試合だった。今年は、前半からほぼ五分の試合展開で試合に入る。桐蔭はパスで崩しにくるが、湘南の守備ブロックが堅いとみるや、CBが長いボールを蹴り込む。前半、お互い決定機をつくることはなく、ほぼイーブンな展開。ただし、ボールポゼッションは6:4程度で桐蔭が上回っていた。

後半は、お互い決定的な場面の応酬となる。46分、橋本が左コーナーで木村とのワンツーで抜け出し、右足で低いシュートを放つが、GKがキャッチ。このあと後半の半ばまで、湘南のチャンスが続く。左BK中澤から何度かアーリークロスが入るが、橋本が決め切れない。85分、バックのパスをカットし、最後は橋本がペナルティエリア左側からシュートするが、サイドネットへ。直後に中から右方向へドリブルした鍋島が、GK越しに右足で25mのループシュートするがバーに嫌われた。

後半の半分ほどまでは湘南の時間だったが、この時間に得点できなかったのが、痛かった。その後は桐蔭も反撃し、数回の決定機をつくるが、80分では0-0で延長へ。

81分、桐蔭が右サイドからアーリークロスを上げ、ニアで、CF19番が頭でコースを変えてゴールし1?0。湘南、左サイドの守備のつめの間合いが甘かった。延長に入り、湘南の足が止まり始めたところにつけ込まれた。ハーフタイムに2人を交替させて、反撃にでる。しかし、逆に終了間際に、右サイドを突破されて、センターリング。中でつながれてシュートされて失点し、0−2。そのまま試合終了。

県のベスト8、16レベルで、実力の伯仲したチーム同士の試合は、紙一重の勝負となります。シュートの精度が10cmよければ、湘南の勝ちだったかもしれません。桐蔭にボールを回されたのは仕方がないとしても、湘南の体力には課題が残りました。また、交替メンバーの質と数は、延長戦や連戦を戦う上では、大きな課題です。

神奈川県の1,2位を争う桐蔭と互角の勝負ができたことを自信とし、夏のチーム作りに挑戦し、9月の選手権二次予選では、さらに上を目指して欲しいと思います。

なお、夏のOB会は8月11日(土)を予定します。お誘い合わせで、ご参加ください。(関 佳史)