6月10日

総体二次予選1回戦、延長で湘南が日大高校に2-0で勝ちました。40分ハーフ。延長10分。2年連続のベスト16で、選手権はシードを獲得し、二次予選からです。

GK 大村3
BK 中澤3・幸福3・山崎2・野際3
MF 木村3・長3・工藤2・鍋島3
FW 橋本3、青木2(小池2)

前半2分、右サイドをえぐった橋本が低いセンターリング。バックのクリアがポストの角に当たり外へでた。立ち上がりはよい入り方ができた。25分には左の中澤から早いアーリークロスが入り、青木がとめて前に出たところ、足をひっかけられたように見えたがファウルではなく、PKをもらえない。

日大も攻めるがシュートが枠内に飛ばない。後半終了間際に中澤からのクロスを鍋島が頭で合わせるが、わずかにゴールの枠から外れた。ハーフタイムでは選手はいけるという感覚だったそうだ。後半立ち上がりからは日大が攻める。数度のCKを獲得する。湘南ゴール前での混戦では、湘南が粘り強くファウルせずに耐えて失点しないで凌ぐ。逆に63分のCKでは橋本が高い打点のヘッディングシュートをみせたが、わずかにバーの上。後半の終了前には両チームが決定的チャンスをつくりあった。日大の決定的なシュートが数回あったが、GK大村が反応して、無失点で防ぎきる。湘南は、鍋島、中澤が惜しいヘッディングシュートを繰りだしたが、ポストに嫌われるなどして0?0で80分を終了した。

延長前半81分、青木が左サイドをドリブルで突破。低いセンターリングを蹴ったところへ湘南は2?3人がつめに行き、最後は鍋島が押し込んで1-0。休憩直後、集中前の相手に対して仕掛けた素晴らしいプレーだった。87分には、日大が左サイド40mからのFK。クロスを頭で押し込んだがオフサイドがあって、得点にならない。延長後半開始直後は日大が押し込み、CKから湘南ゴール前での混戦になるが、何とかかき出して難を逃れた。92分には湘南GKと相手FWが交錯したボールがゴールに入るが、GKのキャッチ後に手を蹴った反則でノーゴール。(このプレーで手を痛めた可能性があり、心配)94分、湘南は相手陣の左サイド深くでFKを獲得。工藤が正確に橋本の頭に合わせ、橋本がダイナミックなヘッドで決めて2-0。これで勝負がついた。

実力が拮抗した試合であり、なかなか中盤を構成できず、両チームとも縦への蹴り合いになったきらいはありました。お互いに前からのプレスがある中で、パスをつなぐよりも、早めに蹴るという選択肢は仕方がないのかもしれません。練習試合では同じ相手に対して、もっと組み立てるサッカーをやったとのことです。公式戦でも湘南らしく、頭をつかってポジションを修正してパスコースを増やすサッカーを目指して欲しいと思います。ともあれ、KSリーグで現在1位のチームに、延長で勝ったことは、大きな自信となります。

次戦は、6月16日(土)10時開始、@秋葉台球技場。相手は昨年総体で全国優勝した桐蔭学園。昨年も同じ2回戦であたり、終了3分前にCKから押しこまれての惜敗でした。

来週は、是非応援に行きましょう。きょうもOB多数が応援に来ています。(関 佳史)