平成12〜13年度の活動

  ペガサス60監督 中 原 弘 巳

 旧制中学選抜大会その他を通して、古くから湘南OBの方々が60歳を超えてもサッカーのプレイをされて来られました。刈谷の大会は平成6年の第1回から、Jヴィレッジは平成10年のプレ大会から続けて参加しています。  湘南先輩のこのような活動が、今や高年齢層のサッカーとして一般に広まっています。ペガサスシニアの60歳以上のメンバーもこの湘南OBチームに加わって刈谷やJヴィレッジの大会に参加して来ました。

平成12年からはチームはペガサス主体となり、川島先輩のペガサス加入も得て、湘南OBチームの歴史と実績をペガサス60が引き継いでいます。平成13年度はさらに菅平の大会に参加しました。従来60歳以上のメンバーはペガサスシニア「40」あるいは「50」の試合に加わりながら、「60」の試合をときたま行うかたちでしたが、平成13年度は「60」の試合が増加し、ペガサス60活動を附属的なものから、独立したものへと拡大しようとした年でした。

このような60代サッカーの発展に、湘南OBからペガサスへと、湘南チームは最初から参画して来たわけですが、中学/高校OB主体のチームは他に見られないユニークなものです。
さらに、平成13年には初めての海外遠征をペガサスの「50」+「60」主体で行いました。

(1)平成12年度の活動
Jヴィレッジの大会が平成12年度から日本サッカー協会が主催する全国シニア(60歳以上)大会に発展しました。札幌から熊本までの日本全国から22チームが参加しました。やや窮屈な面もありますが、整備された芝生のピッチの上できっちりした試合の運営の中、緊張感のあるゲームを楽しむことが出来ました。3日間で5試合の強行日程でしたが、22名のフルメンバーの参加で、負けなしの好成績でした。初日から参加した方々の緒戦での頑張りがチームの勢いを作り、最終戦で強豪埼玉県を見事に破りました。

 9月開催の刈谷スーパーエイジ大会は形式にとらわれない自由にサッカーを楽しむ大会として、平成12年度で第7回と実績を重ねて来ました。3戦全勝でしたが、特に関学中央には動きの早さで圧倒し完勝しました。

 60歳以上のねんりんぴっく大会が大阪で行われましたが、酒井さんが纏められた神奈川県選抜チームに多くのペガサスメンバーが参加しています。

(2)平成13年度全国大会
毎年参加のJヴィレッジ全国シニア(60歳以上)大会(5月)、刈谷スーパーエイジ大会(11月)に加えて、菅平ダイヤモンドエイジ大会(6月)に参加しました。いずれも良好な芝生のグランド、周囲の素晴らしい環境でのサッカーを楽しみました。7勝4敗1分けの戦績でした。

(3)平成13年海外遠征
湘南ペガサスとしては初めての試みですが、60代を中心とし50代の参加も得て、海外遠征を行いました(8月30日〜9月7日)。行き先はオーストラリア・ゴールドコーストです。ここにはオーバー35のサッカーリーグ連盟があり、良い気候の下で年間を通して試合をしています。このリーグから50、60代の選手を選出して作った2チームと対戦しました。

聞いてみると、いずれもかって若い時に欧州で活躍していた人たちで、流石に強く、完敗でした。しかし、グランド脇での名物のバーベキューとともに、本場のサッカーらしいものを楽しむことが出来ました。彼らは芝生の専用グランドで毎週1〜2回のナイトゲームを、休日を使うことなく、仕事が終わってから行っており、サッカーが日常生活の中に組み込まれているようでした。日本代表チームの成長とは別に、一般レベルでのサッカー環境の違いを改めて感じました。

(4)平成13年 県内の試合
県内の60歳代チームとの交流練習試合を3回行いました。

(昭和30年 湘南高卒)