シニアチ−ムの現在監督として

                     平成14年〜現在
                        シニアチーム五十雀リーグ監督 牧 村 英 樹

 ペガサスが発足して25年を迎え、記念すべきこの年にシニアチ−ムの監督として在籍していること、クラブ発足時に関わった一人として感無量の思いです。25年という歳月はいつのまに発足当時35歳だった私も今年は60歳!隔世の感の思いです。一方では、ペガサスを発足時から今日のクラブにまで育て上げるのに、大変ご苦労下さった功労者のお一人である大内さんが志半ばで亡くなられ、この25年の記念すべき節目にご一緒でき得ていない事はとても残念であります。

「ジュニア」から「シニア」チ−ムへ、「シニア」から「60代」チ−ムへと年齢の積み重ねに合わせ、スム−スに移行しながらサッカ−を続けて行くことの出来る態勢がクラブの中に醸成され、今思えば本当にペガサスというクラブが創られてよかったなぁ〜と感じています。身体が動く限りサッカ−と触れ合え楽しめる場が確保でき、肉体の衰えという現実と常にそれを認めたくないという気持ちとの葛藤の中、しっかりと現実を自覚させてくれるこのペガサスでの活動は他では得られない大事な場だと思います。

ペガサス60のチ−ムを形作って頂いた中原さんには特に感謝申し上げるところです。いずれにしても、25年の長い歳月の中で節目節目でクラブの存続・発展の為にご活躍下さった皆様のご努力の結晶が無事今日を迎える事が出来た最大の理由である事は周知の通りでありましょう。

さて、平成14年度から監督をさせて頂き2年度目を迎えたところであります。なんと言っても昨年は「県シニア郡市リ−グ」を負け無しで優勝することができ、最終戦終了後、みんなで勝利の雄叫びを挙げた後の胴上げは監督冥利ににつきるものでした。選手の起用法に不満のある人が胴上げの途中で手を離すんじゃないかと心配もしましたが、無事着地させてもらった時には、そんなにうらまれてもいなかったのかと一安心したものでした。

更にペガサスシニアとして、その歴史に記されるべきと言うと多少オ−バ−かとは思いますが、「第一回全国シニアサッカ−大会」に選抜チ−ムを破っての初代神奈川県代表として関東大会に出場した事は特筆すべき事だと思います。Wカップ時カメル−ンが合宿し使用したすばらしい芝のグランド、前の晩学生時代を思い起こすような焼肉屋での盛り上がり、そして茨城県代表に勝ち、残念ながら千葉代表に負け今一歩で全国大会に行けなかったものの、これら悲喜こもごもの思い出は参加した一人一人にとって一生忘れ得ぬものとなった事でしょう。この結果、私達のクラブチ−ムはいよいよその活躍の場を県外にまで広げる事になったと言えます。

さて、このように14年度みんなでがんばった結果、今年15年度は追われる立場となり厳しい戦いが予想されます。年末の総会時に気持ち良く後任者に監督を引き継げるようみんなの力を借りて前年同様の成績を上げ記念すべき25年の節目の年を飾るべくがんばりたいと思います。

                           (昭和37年 湘南高卒)