サッカーに魅せられ40年

平成12年シニアチーム五十雀リーグ監督 福 井 民 雄

湘南高校で始めたサッカー、大学から社会人39歳まで続けたあと、40歳と同時にペガサスに参加して15年経った。ペガサスチームがあるおかげで、好きなサッカーを今でもプレーできることが幸せだ。

私のサッカー人生ちょうど40年、よき思い出が沢山あり、サッカー仲間との絆は、何物にも替えがたい。
湘南高校時代は、鈴木中先生より基本技術から高度な戦術までご指導いただけたおかげで、関東大会優勝や全国選手権出場を経験してサッカーのおもしろさを知った。当時の仲間との付き合いがずっと続いており、鈴木先生を囲んでの集まりはいつも楽しい。

慶應大学サッカー部時代、関東大学リーグには釜本・森などの日本代表やユース代表が多数おり、自分の技量では通用する自信はなかったが、幸運にも1年のリーグ第1戦から起用され、4年まで全試合出場することができた。特に4年で主将として全日本大学選手権優勝の栄冠を手にし、大学チャンピオンになった時の感激は忘れられない。

昨年から関東大学サッカー連盟理事を務め、最近の大学サッカー界の様子を知る機会が増えた。大学サッカーはJリーグ人気や高校サッカーの隆盛に比べてマイナーな存在になっているが、昨年10月発表された川渕キャプテンズ・ミッションに沿った大学サッカー活性化策が次々と打ち出されており、今後大学サッカーがレベルアップし発展するのを期待したい。

最近の悔しい思い出として、昨年ペガサスが全国シニア大会出場を逃したのは残念で仕方ない。あの試合のペガサスはワールドカップの日本対トルコ戦の日本のようであった。相手を甘く見て、心は先の本大会に行ってしまい、集中力がないまま点を入れられて、試合が終わってしまった。あらためて試合に臨む気持ちの大事さを痛感した。

今年のペガサスは神奈川五十雀リーグ優勝だけでなく、全国大会に出場して日本一のペガサスになりたい。 

                            (昭和41年 湘南高卒)