平成5年度の活動報告

                           平成5年度シニアチーム監督 中 原 弘 巳

平成5年は丁度10年前です。当時のペガサスシニアメンバーは61歳の酒井さんから50歳になろうとしている牧村さんまでですから、今では丁度60チームの年齢にスライドしています。実際その時の多くのメンバーがそのまま今のペガサス60チームで活動しています。ペガサスは年齢の変化に応じて、ジュニアチームの編成や50代、60代チームのスタートとチーム活動の場を広げ、新しいメンバーを入れながら各人が継続的にペガサスの活動に参加してサッカーを楽しんで来たわけで、素晴らしいことと思います。
 
当時はまだ50歳以上のチームが数少ない中で、ペガサスシニアはオーバー50のチームとして、すでにスタート3年目を迎えていました。40雀リーグ2部に参加しながら、50歳代中心の試合を目指していた年です。山本修さん等の働きかけで、50雀リーグのトライアルを開始したのがこの年でした。参加チームはペガサスの他に神奈川、藤沢、YK,小田原でしたが、ともかくこれが50雀リーグの始まりで、その後数年して神奈川50雀リーグの発足となりました。県外にも相手を求め、川口、浦和、東京、山梨の50代チームと対戦しました。

湘南OBとしては古くから旧制中学OBチームとしての活動がありました。ペガサスとこの旧制OBとの合同での試合も行っています。結果的に、これが旧制OBチームをペガサスが引継ぎながら、ペガサス60代チームを作って行くことに繋がりました。

40雀リーグの戦績は2部13チーム中11位、50雀リーグは1勝2敗1分け、全体では6勝17敗9分けでした。戦績は芳しくありませんが、50代の試合環境が充分でない中で多くの試合をやったと思います。
現在、小学生から高校までサッカーは広く普及しています。しかし、高校卒業後の競技人口はその割に多くないようです。30代ともなれば、サッカーどころではないし、50代になって再びサッカーは始め難いのが現状と思います。
                       
ペガサスやSOIの遠征で、訪れたオーストラリアや英国では、生涯を通してサッカーを楽しめるシステムがあるように思えました。彼らは、クラブ組織や自前の芝生グランドで日常生活の一部としてサッカーを楽しんでいます。サッカー協会も最近は地域クラブ作りを始めようとしています。岩淵さんもこれに通じることを考えておられたのかなと思います。日本の生活習慣や不十分な設備環境ではこのようなことを実現するのは難しいのですが、ペガサスの活動方法が一つの方法と思います。湘南を卒業しても、サッカーを生涯を通して続けることの出来るシステムを作りたいものです。

平成5年のチームに戻りますが、長年ペガサスをマネージした大内さんが、この年は連絡係りとともに毎試合元気な姿を見せていました。佐伯さんはペガサスシニア設立以来の中心メンバーとして堅実な守備を誇っていました。サッカーをこよなく愛したお二人を失ったことは、まことに残念です。お二人のご冥福を祈ります。                        

(「60」チーム監督  昭和30年 湘南高卒)


平成5年度ペガサスシニア試合結果(県四十雀および五十雀リーグを除く)  *は湘南OBとの混成
      対 戦 相 手    得 点
4月11日 慶応OB 3−4  親善試合    *
5月15日 古川おじんSC 0−2   40雀記念大会
同上 大和四十雀 1−1   同上
5月16日 旭四十雀 0−1     同上 
同上 川崎四十雀B 0−7     同上 
5月23日 荻野バイオレット 1−0   対女子チーム  *
同上 城北ラビット 6−0     同上   *
6月20日 慶応OB 1−1   親善試合    *
10月17日 川口四十雀 2−0   川越50雀大会
同上 浦和パルス 0−2    同上      
 10月24日 慶応OB 1−1   親善試合    *
12月11日 小田高50雀 0−0   小田原大会
2月20日 寒川40雀 0−7   40雀トーナメント
3月21日   東京40雀 0−1   東京大会
同上 同上 0−0   同上
同上 山梨40雀 1−1   同上 (以上)