巻 頭 言

  湘南ペガサス25年

シニアチーム会計担当 柳川 明信

 昭和53年(‘78)に単独のチームを結成して以来25年の歳月を経て「湘南ペガサスサッカークラブ」として、40代「湘南ペガサス」、50代「湘南ペガサスシニヤ」、60代「湘南ペガサス60」の三代約100名を擁するクラブにまで発展して来ました。
この間、県下の中高年サッカーの拡大活性化の中核を担い活躍して来ました。会員諸君と共にこの25年と言うひとつの区切りを祝いたいと思います。
 
このように発展してきたのは、時代が日本にサッカーの風をもたらした背景と共に つぎのようなことが考えられます。

1.メンバーの年代交代が重複しながらスムースに移行したこと。
 当初の40代が50半ばとなると体力相応のゲームを求め、並行して40代が増えゆとりをもって2チームに。同じように60代へと移行し、且つ高年齢のメンバーがどのチームにも参加できるように運営に幅をもたせたこと。
またその過程で40代と50以上を別々の組織にして簡素化しながらも、50歳になればシニヤに移行できる繋がりをもったこと。

2.新メンバーの加入に幅をもたせたこと。
「来る者拒まず、去る者追わず」とは故岩淵さんの言葉。40歳になった湘南OBに積極的に参加を求めて年代を継続させると共に、OB以外の同好の士も多く加入してもらい、これがチームの戦力強化と活性化、人的交流の向上に繋がったこと。

3.ゆるやかな運営方針と携わった人の努力があったこと。
ベースに湘南OBの先輩、後輩の流れがあるものの任意のクラブでは強制はできず(合意と話し合い)を基本とし、ややアバウトながらゆるやかに運営してきたこと。そして皆働き盛りの年代ながら運営に努めてきたメンバー、長く代表兼庶務雑事、苦情聞き役を務めてくれた故大内君を初め、歴代の幹事諸君、現幹事役員、40代の肝煎り役、グランドでのリーダー役、多くの縁の下の力持ちの努力があったこと。

 結果として県下のみならず、50代は全国大会を目指す程の実力とメンバーを有し、60代はこの2,3年急速に広がってきた広域の大会の主要クラブになっています。サッカーを通じ相互の親睦、心身の健康増進というクラブの目的は満たされ、グランドに集う諸君の溌剌とした笑顔は素晴らしいものです。また発祥の趣旨である(湘南高校サッカー部)を支援するということに賛同を得た人々の集いとしても定着し、結成当時故岩淵さんから託された現役を支援する組織になりました。これはまた桑田先輩をはじめ(強豪湘南中学)の流れに繋がり、現OB会長としても感謝している次第です。
   
今後も継続して行くためには40代メンバーの確保、60後半以降の展望などあると思います。会の運営も鈴木先生の教え子OB中心に進めてゆくことになりますが、年代差からくる意見、考え方の相違など十分な意思の疎通をはかり発展してゆく事を希望します。

(ペガサス結成時発起人代表 現サッカー部OB会長 昭和27年 湘南高卒)